シンガポールイノベーション日記

40歳で脱サラした元SEの日記

クアラルンプールで交通系電子マネーを使ってみる

SuicaPASMOのように、マレーシアにも「My Rapid」と「Touch'n Go」の2種類の交通系電子マネーがあります。

https://www.myrapid.com.my/fares-and-payments/myrapid-package-recommender

 

もともとは電車用のMy Rapidが普及していたのですが、現在はバスにも乗れてETC機能も持っているTouch'n Goにシフトしています。

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Touch'n Goは駅の窓口や専用ショップで購入することができます。お値段は15RM(約420円)。カード代金は5.5RMで、9.5RMがチャージされています。日本と違いカードを返却してもカード代金は払い戻されません。

 

Touch'n Goは駅やショッピングモールに設置されている専用端末でReloadします。窓口でReloadすると手数料を取られます。

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左が通常の電車チケット券売機、右側がTouch'n Go専用端末

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ショッピングモールに設置されたTouch'n Go専用端末

ちなみにシンガポールではReloadではなくAdd Value、もしくはTop Upと言います。日本ではチャージ。国によって呼び方が違うのは不思議ですね。

 

そしてTouch'n Goは高速道路料金の支払いや、駐車場料金の支払いにも利用できるようになってきています。クレジットカードの利用率が低いマレーシアでは、これから普及する電子マネーの主役になると思われます。

 

一方でショッピングモールではAlipayやWeChatPay、そしてドイツの電子マネーWireCardも見かけますが、あまり使われておらず、まだまだ現金主義です。「CASH ONLY」の看板もよく見かけます。

 

肌感覚では現金利用率が日本に近い状況にあると感じています。まだまだキャッシュレス企業の参入余地があるマレーシア、これからどのようにキャッシュレス化が進んでいくのか、注目していきたいと思います。