シンガポールイノベーション日記

40歳で脱サラした元SEの日記

シンガポールでゴミを分別してみる

シンガポールでは「一般ゴミ」と「リサイクルゴミ」に分けてゴミが収集されています。

 

ショッピングモールなどの公共施設には、分別ゴミ箱と一般ゴミ箱が置かれています。分別ゴミ箱は「紙」「プラスチック」「金属」の3つが多いですが、施設によってマチマチです。そしてゴミ箱の中を覗いてみると、あまり分別されていません。(紙ゴミのボックスにプラスチックがはいっていたり)

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こちらは「一般ゴミ」「ペットボトル」「紙」「缶」

一般ゴミ箱には生ゴミから落ち葉まで何でも入れられています。シンガポールの街中にはいたるところに一般ゴミ箱があり、ゴミを捨てることに困ることはありません。(ただしゴミをポイ捨てすると罰金刑です) 

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街中でよく見かける灰皿一体型ゴミ箱

フードコートやHDBと呼ばれる団地に行くと、リサイクルゴミ箱を見かけます。ビン・紙・プラスチック・金属と4種類のリサイクルゴミが指定されていますが、投入口は1つ。4種類の分別はされていません。そして電球・生ゴミ・使い捨て食器・家電は投入するなと書いてあります。うーん、よくわからない。

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リサイクルゴミ箱 なぜ使い捨て食器はダメなのか...

そして私が住んでいるコンドミニアム。こちらは各部屋にダストシュートが設置されています。ここにゴミを投げ入れると地下のゴミ集積所に届く仕組み。そして分別は不要です。ビンでも金属でも電池でもなんでもOKです。いいのかシンガポール

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備え付けのダストシュート たまにGが飛び出てくるのがネック

 

ちょっと前まではリサイクルの分別もなかったらしく、シンガポールにはゴミ分別の文化がありません。集めたゴミはすべて焼却し、沖合の人工島の埋め立てに使われています。ゴミが領土を広げる資産になっているので、あまり罪悪感がないのかも。リサイクルもちゃんとされているのかアヤシイ感じです。

 

ゴミの分別に関しては、資源ゴミが細かく分類され、生活者がちゃんと分別し、それぞれのリサイクルルートが確立している日本が、とんでもなく先進国に思えました。