シンガポールでゴミを分別してみる
シンガポールでは「一般ゴミ」と「リサイクルゴミ」に分けてゴミが収集されています。
ショッピングモールなどの公共施設には、分別ゴミ箱と一般ゴミ箱が置かれています。分別ゴミ箱は「紙」「プラスチック」「金属」の3つが多いですが、施設によってマチマチです。そしてゴミ箱の中を覗いてみると、あまり分別されていません。(紙ゴミのボックスにプラスチックがはいっていたり)
一般ゴミ箱には生ゴミから落ち葉まで何でも入れられています。シンガポールの街中にはいたるところに一般ゴミ箱があり、ゴミを捨てることに困ることはありません。(ただしゴミをポイ捨てすると罰金刑です)
フードコートやHDBと呼ばれる団地に行くと、リサイクルゴミ箱を見かけます。ビン・紙・プラスチック・金属と4種類のリサイクルゴミが指定されていますが、投入口は1つ。4種類の分別はされていません。そして電球・生ゴミ・使い捨て食器・家電は投入するなと書いてあります。うーん、よくわからない。
そして私が住んでいるコンドミニアム。こちらは各部屋にダストシュートが設置されています。ここにゴミを投げ入れると地下のゴミ集積所に届く仕組み。そして分別は不要です。ビンでも金属でも電池でもなんでもOKです。いいのかシンガポール。
ちょっと前まではリサイクルの分別もなかったらしく、シンガポールにはゴミ分別の文化がありません。集めたゴミはすべて焼却し、沖合の人工島の埋め立てに使われています。ゴミが領土を広げる資産になっているので、あまり罪悪感がないのかも。リサイクルもちゃんとされているのかアヤシイ感じです。
ゴミの分別に関しては、資源ゴミが細かく分類され、生活者がちゃんと分別し、それぞれのリサイクルルートが確立している日本が、とんでもなく先進国に思えました。