シンガポールイノベーション日記

40歳で脱サラした元SEの日記

ワンノースでPlumのお弁当を注文してみる

※当記事でご紹介している「Plum」は2019年1月21日にサービスを終了しました。

 

お昼どきになると、いつもオフィスの近くに行列ができています。

紫色の服を着たスタッフがお弁当を配っている模様。

どうやら「Plum」というサービスのようです。これはさっそくトライですね。

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お昼どきには行列ができます

このPlum、当日朝10:30までにアプリでお弁当を注文しておくと、
オフィスの下まで届けてくれるサービスです。

 

お弁当のメニューは日替わりで10種類ほど、
Plumが厳選した提携レストランから持って来てくれます。
ヘルシー系やハラルのお弁当がラインナップされています。

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6000店の中から厳選したメニューとのこと(ホント?)

使い方はアプリをインストールし、最寄りのピックアップポイントを選びます。

ピックアップポイントは都心の一部とワンノース地区にあり(2018年7月現在)、決まった時間に決まった場所で配布することでデリバリーコストをゼロにしています。そしてクレジットカードを登録すれば準備は完了。

ちなみに初回はプロモコードを入力すると半額です。

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お弁当の受け取り場所を選べます

前日に注文してもいいですし、当日朝、オフィスに着いてからでも注文できるのは便利です。お弁当が到着するとSMSでメッセージが届きます。

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お弁当がキターーー!

今回注文したのは牛丼。

中身は温玉サイコロステーキ丼でした。これでS$7.9(約650円)

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とっても美味しいお弁当。ただし量は少な目

少し値段が高いのですが、貴重なお昼休み時間にお弁当を買いに行く時間が省けるのは便利。気の利くパシリ的な感覚でしょうか。衛生面の問題もないので、日本でも路上販売に代わるサービスとして有効だと思いました。

 

 

※2020年2月追記

1年ほどでサービス終了しちゃいましたが、うまくいかなかった原因としては以下のような点が挙げられるかと思います。

・レストランからお弁当をピックアップし、地域ごとに振り分けて配送・分配する仕組みだったので、ものすごい人件費がかかっていた。

・当初は50%オフのチラシ配りなどで集客できていたが、チラシを配らなくなった瞬間、認知度が落ちて注文が入らなくなった。

・当然ながらお店で買うより少し値段が高い&料理が冷めたりするので、他のFood Pandaなどのケータリングサービスと差別化できなかった。

 

ただし一時は行列ができるほどの集客効果があったので、ケータリングしずらい都心部のオフィスや、郊外の大規模工場などではまだ可能性があるサービスだと思います。(シンガポールでは厳しいかな...)

このようにうまくいかないサービスもありますが、様々な新しいアイデアが次々と実行されているシンガポールは、まさにイノベーションに適した環境と言えるのではないでしょうか。