シンガポールイノベーション日記

40歳で脱サラした元SEの日記

シンガポールのスタートアップ企業に訪問してみる

DBICシンガポールイノベーションプログラムでは、

シンガポールのさまざまなスタートアップ企業に訪問し、

一緒に課題解決に取り組んでくれるパートナーを探しています。

 

ということでスタートアップ企業のオフィスにお邪魔しています。

多いのはオフィスビルのテナントを借りているケース。

とは言っても一等地にオフィスを構えていることが多いです。

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こちらはオーチャードの一等地にオフィスを構えるスタートアップ企業

スタートアップ企業が集まるワンノースに入居している企業も多いですし、

中には歴史的景観地区の一軒家にオフィスを構えている企業もあります。

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歴史的建造物の長屋にあるオフィス 秘密基地感がスゴい

総じて言えるのは、みんなお金には困っていなさそうな雰囲気。

我々に情報が入ってくるスタートアップ企業は、起業に成功しファンディングを終えている企業がほとんどです。

シンガポールでは、政府による起業支援はもちろん、官公庁/大企業/投資家によるアクセラレータープログラムが乱立しており、起業家は引く手あまたです。完全な売り手市場で、ブランド力が低く市場価値も大きくない日本企業はあまり相手にしてもらえません。

なので、スタートアップ企業とは言っても、私たちよりははるかにお金持ちの方々がほとんどです。彼らは目先のお金や仕事には興味を持っていません。ここを履き違えると痛い目に遭います。

いかに自分たちのビジョンをシェアし共感を得ることができるか、それがシンガポールでビジネスを成功させる条件の1つだと思います。