ペナンでプラナカンマンションの翡翠に驚いてみる
せっかくペナンに来たので、プラナカンマンションと呼ばれる博物館に行ってきました。
場所はジョージタウンの中心部。ちょっと分かりづらい場所にあります。
入場料は20RM(約540円)
15分ごとに英語か中国語によるガイドツアーが開催されています。
ちょうどタイミングが合ったので英語ツアーに参加しました。所要60分。
プラナカンとはマレー半島に定住した中華系移民のこと。
ここは簡単に言うと、地元マフィアの邸宅で、美術品が所せましと並べられています。
絵画、衣類、民族織、陶器、ガラス製品から漢方薬まで、よくぞここまで集めたな、というぐらい多くの美術品が展示されています。
その中でも、ショットガンを持った警備員がいる部屋に宝飾品が並べられています。宝石マニアの私としては興味しんしん。
建物の一番奥にあったのはこちらの胸像。
トルコ石かな?と思ったら、これは青い鳥の羽毛を1本1本並べて作られたものとのこと。青い部分に近づいてみると羽毛の繊維が見えます。これは狂気。
ガイドさんもこれは逸品で値がつけられない、と言っていました。
でも私が気になったのはこちら。
これ、1つの石を削り出して作られているのですが、石の色目をうまく活かして造形されています。(白と緑の部分が翡翠輝石と呼ばれる宝石部分)
そして綺麗な緑色に発色している部分に蝶がかたどられており、なんとも言えない優雅な作品になっています。下のキノコのツルツル質感もたまらない。
他にもっと発色の良い展示品もありましたが、この作品の芸術感覚に驚きました。
...出すとこ出したらとんでもない値段になりそうです。
1時間のツアーは勉強になるしユーモアもあるし、大満足の内容でした。
英語が分からない人でもそれなりに楽しめると思うのでオススメです。