シンガポールのセンバワン温泉(仮設)に行ってみる
※シンガポールのセンバワン温泉(Sembawang Hot Springs)は、2020年1月4日に新たな温浴施設としてリニューアルオープンしました。この記事はリニューアル前、2018年8月10日から開始された工事中の仮設設備状況をご紹介しています。
シンガポール唯一の温泉として、地元民の憩いの場となっているという噂のセンバワン温泉。まぁ温泉と言うよりは足湯なのですが、晴れた日の夕方に行ってみました。
最寄り駅はMRTのNorth South LineにあるYishun駅。駅から温泉までおよそ2.5km。歩くには厳しい距離です。近くまでバスに乗るか、自転車がオススメです。この日は駅前でシェアサイクルに乗り、ゆっくり漕ぐこと15分で到着しました。
着いてみると、、、ゲートが閉まってる!!
近寄ってみると、工事中のため閉鎖とのこと。
このセンバワン温泉、以前から温泉施設としてのリニューアルが計画されていたので、もしかすると工事が始まってるかもなー、と覚悟はしていました。しかしこの日は8月12日! たった2日前に工事が始まるとは!
源泉が湧き出ている場所に新たな温泉施設を建設するようです。
落ち込んでいると、歩道のちょっと先にいるオジサンが「こっちこっち」と手招きしています。看板をよく読むと、ほほぅ「仮設蛇口で利用可能」とな。
オジサンがいた入口から覗くと、畳10畳程度の小さなスペースがあり、2つの蛇口から勢いよく温泉が出ています。
右側の蛇口では地元のオバサンが激しく洗濯中。
左側の蛇口ではマレー系のオバサン達がまさしく井戸端会議中。
周囲にはお湯を張ったバケツが10個ぐらいと、腰掛イスが5つぐらいありました。
でも、とてものんびり足湯を楽しむような雰囲気ではありません。
左側の蛇口で少しお湯を触ってみましたが、温度は50度ぐらい。温泉卵は難しそうです。お湯からはかすかに硫黄の香りがしますが、あまり強いニオイは感じません。
この日は軽く足を洗って退散しました。
しかしNational Parksとして整備されているということは、シンガポール政府がこの温泉は観光資源になると判断したということですね。
1年後にはどんな姿になっているんでしょう。楽しみです。