シンガポールイノベーション日記

40歳で脱サラした元SEの日記

シンガポールでInnovFestに行ってみる

東南アジア最大のイノベーションイベント「InnovFest Unbound 2018」

2018年6月5日~6日の2日間開催され、世界中から400以上のスタートアップ企業、12,000人以上の参加者が集まります。

 

会場はマリーナベイサンズのコンベンションセンター。4つのセミナールームと、ブースが立ち並ぶ展示会フロアに分かれています。

f:id:dbic-sip:20180606144537j:plain

会場はコンベンションセンターの5F 期待が高まります

まずはオープニングセッション。AirAsia CEOのTony Fernandes、Grab Co-founderのAnthony Tanなどの豪華なピッチが続きます。

f:id:dbic-sip:20180606144239j:plain

メインセミナー会場は立ち見多数の超満員!

Anthony Tanのプレゼンは圧巻! 誰にでも分かりやすく、感情を伝えるプレゼンは、見ているだけでも心動かされるものがありました。
「うちのサービスはこういうものです!」というプレゼンではなく、「この写真の男性は、つらく厳しい人生を歩んできました。しかし私たちはその人生を変えました」というプレゼンなんですよね。感情移入せざるを得ない、研ぎ澄まされたプレゼンでした。

f:id:dbic-sip:20180606144227j:plain

6周年を迎えるGrabは、この日に「Grab Ventures」のローンチを発表しました

続いてスタートアップ企業ブースを回ります。来場者と起業家とのディスカッションで、会場は熱気にあふれています。

youtu.be


雰囲気は日本のITproEXPOなどに近い感じなのですが、まったく異なるのがブースの大きさ。小さなブースに人が立ち並び、説明用のPCだけが置かれているブースがほとんどです。話を聞かないと何のサービスなのかもわかりません。

 

日本のイベントが「商品を買う」展示会なのに対し、シンガポールのイベントは「起業家とディスカッションする」ミートアップの場であると感じました。

f:id:dbic-sip:20180606144811j:plain

様々なスタートアップ企業に果敢にアタックしていきます

まだアイデアレベルの企業も多く、ブース群ごとにカテゴライズされているわけではないので、効率的に回ることは難しいですね。ただ、コンサル企業などに頼らない、生の出会いができる場であるとも感じました。

 

面白いのは夜のネットワーキングイベント。
マリーナベイサンズからチャイナタウン近くの「アンシャンヒル」という地域にシャトルバスで移動します。この日はアンシャンヒル地域が封鎖されて歩行者天国になり、InnovFestの参加者で溢れます。

f:id:dbic-sip:20180606144241j:plain

Urban Experienceという名前のネットワーキングイベント

そして周辺のバーでは、なんとビールなどのドリンクが無料になります。
ドリンクを片手にいろいろな人と交流するというわけです。

 

実際にはグループで飲んでいる人たちが多く、あまり活発に交流されているようには感じなかったのですが、こういったスタイルのネットワークイベントがあるのは驚きでした